若年性認知症のご家族を介護されているKeroぴょんさんのブログにて紹介されていたので読んでみた。
一番悲惨だったのがすい臓がんの末期なのにいつか治って家族と旅行に行きたいから仕事頑張るって言ってお腹に水がたまったのを病院で抜いてから仕事してて、倒れて亡くなった男性患者の話かな。自分が末期ってことは知らなかったんだって。家族の意向で。だからいつか治るって信じて仕事行く前に水を抜く処置してもらってから出社してたんだって。壮絶だよね・・・。
倒れて緊急入院して弱った時にもう自分は長くないんだって悟ったんだって。筆者曰く、人間死期が近づくと本能的にわかるんだって。
じゃぁ父親もそう思って亡くなる直前、俺が死んだら~みたいな縁起でもない話をしていたのだろうか?と、老父が発作を起こして亡くなる前の夕食での会話を思い出した。
私も親を亡くしてるから、読んでてじーんとしてしまった。
確かに高齢になるともう病院も治療は勧めないんだよね。手術もやってくれないし・・・。そう不満に亡くなった後も長らく根に持って、主治医や病院に恨みつらみはあったんだけど、この本読んで、あんまりもう治療せず家族と過ごす時間を優先するって言う最期も良いのかなって思った。