詩的夢幻

読み終わった本の読書感想を書いています。

モモ、ミヒャエル・エンデ

ミヒャエル・エンデモモ、ミヒャエル・エンデ、大島かおり

 

子供の頃、学校の先生から時間がある今のうちに読んでおきなさいと言われ、そのまま読まずに終わった本。

 

分厚いんだもの…。子供の頃は億劫だった。

 

読んだ感想としては、先生は遅刻する人はモモの作中に出てくる時間どろぼうだと罵ってたけど、解釈としては間違ってるのではないかと思った。もう名前もうろ覚えの…小学生の担任の先生だった。あの頃の先生は(今から20年前以上)今みたいにブラックな環境で働くとか、見下されてはいなかった時代だったな。

 

遅刻する人よりスマホの方が時間どろぼうな気がする。すっと簡単に時間を盗んでいくからね。

 

ジジは灰色の男たちに変に担ぎ上げられ、自分でもその環境から抜け出せず、気の毒だった。

ベッポお爺さんはまぁ、お爺さんってこんなものだよねと納得する描写だった。

 

子供たちに攻撃してはならないって言う灰色の男たちの中の掟は意外だったな。日本だと攻撃の矛先が子供に向かうことも多いけど…。

 

ドイツって優しいのかな?子供に。

 

結構ハラハラする描写が多く、面白かった。

ミヒャエル・エンデの本は療養中、読み終えたい。