主人公がハロワで紹介される仕事を転々とする話。世の中の理不尽さとかモヤモヤを表している小説だった。
この中で「さびしくない」の仕事が一番印象的だったな。寂しそうな人たちを勧誘して支配下に置く「さびしくない」は新興宗教みたいで怖かった。それに取り込まれた家族を監視するためにあえて「さびしくない」で働く人もいて切なくなったな。
1年のうちに何回も仕事変えると疲れるってのも分かるなぁ。派遣で働いてた時期を思い出す。でも勤めなきゃいけないしね。
派遣で働いたことある人は心当たりある現象があるあるな本だった。