詩的夢幻

読み終わった本の読書感想を書いています。

海がきこえるⅠ、Ⅱ(アイがあるから)

 

本屋さんで買って読んでみた。アニメは見たことない。小学校の図書館にアニメの画面が漫画になった本が置いてあり読んでみたけど内容が難しくて理解できなかった記憶がある。

 

昭和の青春物語で、古めかしい印象を受けた。里伽子ちゃんは当時のつっぱりのギャル娘みたいな性格。外見は優等生なのだが…。

性格はギャルの里伽子ちゃんに振り回される主人公。高校生から大学生にかけてのとんがった青春物語。ラブコメと言えるほど軽くはない、父親の不倫問題とか不倫相手との対面、不倫相手の流産など重いテーマを扱っており、昔のアニメをほうふつとさせる重たい鬱アニメの話だった。

 

もう一人の美女、津村知沙はちょっと苦手だったな。この人は社会人の男性と不倫しており、奥さんとの不妊で悩んでいる彼に代わりに赤ちゃんを産んであげようかとホラーな発言をしたり、作中でも指摘されているが「常識外れ」で「痛々しい」言動が多い。

最後は恋人に殴られ不倫相手をストーカーするのをやめ、正気を取り戻すのだが、女性への暴力描写もあり、アニメはテレビでは放送しにくいのであろう。

 

一番平和なのが文化祭に遊びに来た主人公の友人のガールフレンド、うさみみちゃん。この子が一番平和なキャラだった。

 

昔のアニメをほうふつとさせるドロドロ、重たい、鬱アニメな内容だった。

 

最後はケロっとハピエンになるので救いがあったけど不倫問題多すぎて途中でギブアップしそうだった。